学力を伸ばしたがったら、問題集を亨えるよりも図鑑を用意してあげる
自宅学習と聞くと、練習問題をたくさんやることというイメージは、どうしても強いよぅです。
たしかに、問題を解くことは勉強の一つに違いありませんし、こなした問題の数でどれだけ勉強したかが一目でわかりますから、お母さんとしては問題を解かせておけば安心していられるのではないでしょうか。
それでついつい一つの科目について二冊、三冊と、問題集を買いそろえることになってしまうようです。
しかし、練習問題というのは、基本的には、問題に慣れるために練習することにほかなりません。
習ったばかりの知識を、復習で確実なものにすることはひじょうに有意義なことですが、だからといって、そのための教材を何冊もやるのはかえって子どもを勉強嫌いに仕向けている感すらあります。
なぜかと言えば、練習問題の中には、子どもの好奇心を満足させてくれる内容が少ないからです。
まして、すでにマスターしている単元の問題を二度、三度と繰り返させても、テストで100点がとれるという満足感を与えることはできるかもしれませんが、子どもの学力にとってプラスになるとはかぎりません。
原則として、問題集は一科目につき一冊で十分だと思います。
答えはノートに書かせ、問題集に絶対書き込ませないようにすれば、同じ問題を繰り返してやらせることもできますし、なかなか理解できない問題については、お母さんが数字を変えるなどして、手作りの問題をつくってあげたほうが効果があります。
さらに何かを用意したいなら、図鑑や事典を買ってあげるほうがいいと思います。
お母さんといっしょに散歩に出たときなど、道端の草花などを見て、「これ、何て花かしらねぇ」と注意を向けさせ、家に帰ってから図鑑で調べる習慣をつけさせるのです。
最初のうちは名前を確かめるくらいかもしれませんが、しだいに興味をもってくると、解説の部分も読むようになっていきます。
男の子の部屋などで、図鑑が一セットきれいに並んでいる中、昆虫図鑑だけボロボロになっているというような光景を見ることがあります。
そんなとき、ああ、この子は虫が好きなんだなあ、と微笑ましくなります。
こういう子どもは、観察力が鋭くなり、私たちが同じものだと思っていた二種類の虫のこまかい区別を説明してくれ、ほんとうに驚かされたりします。
また、このような子どもは、小さな虫たちの営みを見つめているうちに、生命の偉大さやたいせつさもしぜんに理解していってくれるものです。
事典としては、百科事典もそろっていればいいのですが、場所もとりますし、いずれにしても小学生には説明文も難しいので、とりあえず、はじめは子ども向けの事典シリーズで十分です。
それも、一度にそろえなくても、興味のある分野のものを中心に何冊か与えるという形でもいいでしょう。
参考書売り場には、理科や社会の学習事典タイプのものも売っています。
これはちょっと詳しい参考書といった内容ですから、入門書としてはうってつけです。
しかし、すこし詳しく何かを調べようと思ったら、中学生向きの図鑑があるととても便利です。
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