偏差値はほんとうに必要か?
1994年から首都圏や埼玉では、高校入試の偏差値がなくなりました。
しかし、私は偏差値を利用しての進路指導の方法はなくならないと思っています。
なぜそれが弊害になったかという理由は二つあります。
一つは、業者テストの偏差値を利用した、推薦制度そのものが青田買いになるということの弊害です。
もう二つは、偏差値で推薦が決まるというので、悪質な塾が資料を入手して先回りして生徒に答えを教えてしまい、公平さを欠くということです。
この二つが偏差値を追放した理由だと思います。
しかし、偏差値自体を追放しようと思ったら、資格制度の入試にしないかぎり絶対になくなりません。
いまの入試制度そのものが他人の成績を気にする相対評価の一つですから、どんなやり方をしても、競争入試は相対評価がかかわってくると思います。
偏差値という言葉は使わなくても、競争入試であるかぎり、相対評価は絶対になくなりません。
そして、相対評価の中でもいちばん便利な指標はというと、偏差値なのです。
学校からは、表面的にはなくなるかもしれません。
しかし、学校の外に出るだけであって、会場テストでは似たようなものが出てくるでしょう。
実際、大手の塾などでは独自で偏差値をどんどん出しています。
ただ学校の外に移ったというだけで、偏差値自体はけっしてなくならないでしょう。
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