親子で本屋に行くようにすれば、子どもの学力はアップできる
本をよく読むか読まないかが子どもの学力を大きく左右することは、もう常識といってもいいでしょう。
読書によって、漢字力、語彙力、読解力という、国語の基本的な力が身につくことはいうまでもありませんが、これはすべての科目の学力の基礎でもあります。
また、算数や理科の学習にとくに必要な論理的思考力、社会の学習に必要な常識的知識なども身につきますし、発想を豊かにする想像力も養えます。
「本物の学力」をつけるのに、読書はもっとも効果的な方法だと言えるでしょう。
そこまでわかっていても、子どもに読書の習慣をつけさせることは容易なことではありません。
漫画、テレビ、ビデオなど、子どもにとっては本よりも魅力的に思えるメディアはたくさんありますから、子どもがついそちらを選んでしまうのは、いたしかたないことかもしれません。
しかし子どもは、もともと本が大好きなのです。
小さいころ読み聞かせをすれば、夢中になって聞いていたお子さんも多いはずです。
まず、子どもに本を読ませようと思ったら、親が本を読むことは絶対条件です。
親が本を読まないのに、子どもに本を読ませようとしても、それはうまくいきません。
反対に、親が本が好きで、「このあいだ読んだ本にこういうことが書いてあったんだけどね」というような会話が日常的に行なわれている家庭の子どもは、しぜんに本への興味が湧きます。
また、親が本を読まなくても、本をよく買う家庭では、子どもは本を特別なものではなく身近なものと感じるようで、ごく自然に読書の習慣が身につくと言われているくらいです。
ですから、たとえば一ヶ月に一回親子で本屋へ行き、本を買い与えることを習慣にします。
読む本は子どもに選ばせるようにします。
「1000円以内で漫画以外だったら何でもいいから、読みたい本を選びなさい」と、決めておきます。
親はつい、偉人の伝記やいわゆる名作と呼ばれる作品などを読ませたくなりますが、あまりこだわらず、本の内容よりも、最後まで読み通させることのほうがたいせつだと考えてください。
自分の意思で選んだ本なら、子どもも責任を感じて、最後まで読もうという意欲が強くなるものです。
ただ、自分が子どものころ読んでおもしろかった本をすすめるのはいいと思います。
子どもが読み終えたあとで、自分の子ども時代の思い出などをまじえてその本について語り合えたら、親子のよいコミュニケーションになりますし、子どもも本の楽しさをより強く感じることができます。
また、子どもが本を買うとき、親も自分の本を買って、「いっしょに読もうね」という感じにすると、子どもにとっては励みになります。
最初のうちは、勉強の時間と同様に読書の時間というのをもうけたほうがいいでしょう。
そして、なるべくその日読んだ部分の内容を聞いてあげてください。
読解力、表現力のトレーニングになります。
また、最後に「つづきが楽しみだわ。また教えてね」と言ってあげると、子どもも読書が楽しくなってくるはずです。
子どもといっしょに買った自分の本の内容を、おかえしに話してあげるのもいいでしょう。
読書の習慣は、子どもの学力を伸ばすためだけでなく、子どもの人生を豊かなものにするうえでも、ひじょうにたいせつなものです。
ぜひいろいろな方法を工夫して、本に興味をもたせるようにしてあげてください。
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