子供の国語力を上げる方法
辞書は五年ごとに買い換えるくらいのつもりでいたほうがいい
小学生が使う辞書というと、国語辞典と漢和(漢字)辞典になります。
こうした辞典を上手に活用できる子どもは、確実に国語力が伸びます。
ところが、お母さん方はあまり国語辞典や漢和辞典をひいた経験がないのではないでしょうか。
たしかにふだんの生活の中で、意味を調べなければならない言葉にぶつかることはめったにありません。
せいぜい手紙を書くときなどに、記憶があやふやな漢字を確かめるくらいでしょう。
それで、辞書というと、どうしても中学・高校・大学とお世話になった英和辞典のイメージのほうが強くなってしまいます。
国語辞典と漢和辞典は、根本的にまったく性格の違うものです。
たとえば、「societyの意味は?」と聞かれれば「社会」と簡単に答えられるかもしれませんが、「では、社会の意味は?と聞かれたら説明にとても苦労するはずです。
前半が英和辞典の役目、後半が国語辞典の役目です。
高校生が大人用の辞書を使ってもあまり問題はありません。
でも、それと同じ感覚で小学生の子どもに大人用の国語辞典を買い与えると失敗します。
まちがって小学生に中・高生向けや大人用の国語辞典などを買い与えた場合、一つの言葉の意味を調べても、その説明の意味がまたわからず、あちこち調べて結局何が何だかわからなくなってしまうのが落ちです。
小学生用の国語辞典では、意味の説明がすべて小学生にもわかる言葉だけを使って書かれています。
これは漢和辞典も同様で、やはり意味の説明がわかりやすいだけでなく、大人用の漢和辞典にはない筆順や漢字の成り立ちなどの説明もついています。
そして、辞書は、かならず新しいものを一冊買ってあげてください。
とくに小学生用の辞書は、学校のカリキュラムの変化に応じて改訂されますし、ひきやすさや説明の内容などもつぎつぎと新しい工夫が盛り込まれています。
兄や姉のものが残っていたりすると、ついもったいないという気になりますが、ひき比べさせて、一つの言葉についてもいろいろな説明のしかたがあることに気づかせるのも、またいい勉強になりますから、新しいものをそろえてください。
また、小学生用の辞書は、絵や図なども使っておもしろく工夫されています。
説明や例文は、読むだけでとても勉強になりますし、大人が読んでも、なるほどそうだったのかとあらためて納得させられることが少なくありません。
ですから、日常の会話の中でも「あれ、○○ってどういう意味だっけ。あなたの辞書でちょっと調べてみてよ」というように、辞書に親しむきっかけをつくってあげられれば理想的です。
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