友だちといっしょに遊ぶことで、子どもの頭の回転は速くなる
子どもにとっての勉強は、机に向かっているときだけではありません。
とくに子どもは、遊びの中からさまざまなものを吸収します。
ファミコンの登場以来、子どもの遊びもずいぶんおもむきが変わってしまいましたが、それでも屋外で何人かの子どもたちが遊んでいるのを見かけると、やはりむかしと変わらず、子どもは遊びの天才なのだということに気づかされます。
子どもたちは、「そのときその場にあるもの」を何でも利用します。
たまたま落ちていた板切れは、野球のベースにも、戦争ごっこの安全地帯にもなります。
昨日あったものがなくなっていても、めげません。
すぐ代用品を見つけてきます。
遊びのルールも変幻自在です。
人数がふえれば変わり、一人帰ればまた変わります。
場所の広さや、道具のあるなし、そうした違いでもルールを微妙につくりかえます。
こういう工夫は、遊びの中だからこそできるのです。
すこしでも早く遊びたい、すこしでも楽しく遊びたいと思うからこそ、子どもたちの頭はフル回転します。
こうした、頭の体操は、勉強にも通じるものであることは言うまでもありません。
子どもは、一人で遊んでいるときも、いろいろと工夫をします。
しかし、やはり友だちと遊んでいるときの工夫にはかないません。
人数がふえればそれだけ状況は複雑になりますから、より多くの工夫が必要ですし、一人ならあきらめてしまうことでも、何人かいれば何とかしようということになるからです。
友だちと遊ぶことによって得られるものは、頭の回転の速さだけではありません。
小さな子や女の子がまじっていれば、ハンディキャップをつけてやる。
早く帰る子がいれば、それまでに終わるようにルールを変える。
遊びを楽しくするためのそうした工夫をとおして、みんなが楽しむためには仲間への思いやりが必要だということを実感するのです。
また、誰かがルールを破れば遊びが台なしになりますから、ルールを守ること、公平であることのたいせつさも実感します。
チームワークを必要とする遊びなら、責任感も身についていきます。
これらはすべて、社会生活を送るうえで必要不可欠なものです。
最近は、友だちと遊ぶといっても、ソフトを持ち寄ってファミコンをやるということが多いようです。
みんながやっていることは、一通りやらせてあげたほうがいいのですが、ときには外に追い出すくらいのつもりで、ほかの遊びもさせたいものです。
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