子どもは遊びや家族とのふれあいの中でいろいろなことを学んでいる
遊びの中にも子どもを成長させる要素はたくさんあります。
伝統的な遊びでいえば、こまやおはじきなどは、子どもの集中力を高めるのに役立ちます。
いろいろと難しい「ワザ」などもありますが、子どもは、遊びだからこそ誰に言われなくても熱心に取り組み、いつの間にかクリアしてしまいます。
そのときの集中力は、大人にもなかなか真似できません。
将棋やダイヤモンドゲームなどの知的ゲームが、子どもの想像力を伸ばすことに加え、落ち着きや考える習慣も身につけてくれることはよく知られています。
トランプの好きな子どもが数字に強くなるのは当然ですし、途中で点数などを計算しなければならないゲームもたくさんありますから、算数の学力にも影響します。
また、いろいろな「ごっこ」遊びは、子どもの想像力を養うとともに、大人の世界のさまざまなルールを体験させてくれます。
大勢の友だちとの遊びは、さらにいろいろなことを子どもに教えてくれますが、それについてはまえにご紹介したとおりです。
家族とのふれ合いも、子どものたいせつな学習の場です。
家庭は、社会の最小単位といわれるように、社会生活のルールのほとんどが、家族どうしの関係にもあてはまります。
そうしたものを、子どもは知らず知らずのうちに学んでいくわけです。
これも広い意味では、しつけということになるのかもしれません。
また、子どもは、家族の一人ひとりをじつによく観察しています。
親のちょっとしたくせが子どもにうつってしまう、ということがよくありますが、そういう意味では親はいつも気を抜けません。
よくも悪くも、親は子どものお手本なのです。
こうした日常生活の中での学習は、学校でのいわゆる「勉強」と区別して考えがちですが、この両者は密接に結びついています。
子どもがどんな遊びをしているか、家族関係や、親子のコミュニケーションはうまくいっているか、こうしたことのすべてが、学力にも深い関わりをもっているのです。
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