テストの点数にこだわると、子どもは勉強が嫌いになる
子どもがテストを持って帰ってきたとき、どんな言葉をかけてあげるでしょう。
このとき、あまり点数にこだわると、子どもにいい影響を与えません。
たとえば、「どうしたの、こないだより30点も下がったじゃないの」というように言ったとしましょう。
ほんとうは、前回のテストと今回のテストとでは、内容が全然違うわけですから、比べても意味はないのです。
それを、「点数」という観点だけで比べてしまうことで、子どもは知らず知らずのうちに、「たいせつなのは点数なんだな」という意識をもってしまいます。
こうした点数にこだわった言葉というのは、つい出てしまいがちです。
「つぎは80点を目標にしようね」とか、「国語の点数をすこし算数に回せたらいいのにね」と言っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、よく考えてみると、勉強本来の目的からいえば、テストの点数などはおまけみたいなものでしかありません。
運動会での順位や、習いごとの成果などにこだわるお母さんもいます。
とくに、習いごとの場合は、特別に力がはいるようです。
ピアノの発表会などでは、プログラムの順番に目の色を変え、「どうしてうちの子が最後じゃないんですか」などと先生に文句を言って、かえって子どもにたしなめられる、などという場面も目にします。
親が子どものテストの点数や成果にこだわるのは、愛情の結果でもありますから、そのこと自体を責めることはできません。
自分の子どもがかわいいからこそ、ついよその子どもと比較してしまいますし、点数や順位などという目に見える形で、自分の子どもの能力を確かめたくなるのです。
しかし、それを子どもの前で口にしてしまうと、子どもも結果にばかりこだわるようになります。
その結果、勉強が嫌いになってしまいます。
子どもを、結果より内容、過程をたいせつにするように育てるためには、やはり日常の会話に注意する必要があります。
子どもがテストを持って帰ってきたら、どんな点数でもまずそれを認めてあげます。
そのとき、「60点とったこと」よりも「三間解けたこと」に注意を向けさせるようにしましょう。
運動会でも、順位が何位でもがんばったことをほめてあげて、ほかの子どもの順位などはなるべく話題にしないことです。
ピアノを一生懸命練習していたら、そのことをまず認めてあげて、その子の演奏が自分をどんなに楽しい気持ちにさせるかを伝えてあげます。
結果より内容ということをいつも頭に入れて、子どもに接してください。
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