「なぜ」「どうして」にいっしょになって考えてあげることが子どもを賢くする
幼稚園にも上がらないころから、子どもは「なぜ?」「どうして?」と、質問しながら親につきまとうようになります。
家事に忙しいときには、わずらわしいばかりですが、このときの対応が子どもの将来を左右します。
「忙しいんだからあっちへ行ってなさい」「手が離せないからあとにしてね」と拒絶し続けると、子どもは、自分の疑問が母親に迷惑をかけている、と感じますから、しだいに好奇心にフタをするようになってしまいます。
「でも、まちがったことを教えてしまうよりは……、」と思うかもしれません。
なにも、その場で正しいことを教えてあげる必要はないのです。
「教える」よりも、「いっしょに考えてあげる」という姿勢がたいせつなのです。
まず、自分のわかる範囲で誠実に答えてあげることです。
子どもにわかりやすいような、おおざっぱな理屈でも構いません。
子どもが自分なりに納得することさえできれば、好奇心はさらに活発になります。
うそを教えるのがいやならば、「お母さんはこう思うわ。あとで確かめてみましょうね」というようにつけ加えておけば十分です。
「あとで調べましょう」「あとで確かめましょう」と言った問題については、ぜひ実際に調べて、なるべく早くフォローしてあげたいものです。
もしかすると子どもは、質問したことすら忘れているかもしれません。
でも、お母さんまでが忘れてしまうと、「あとで〜する」というのは、何もしないという意味だと子どもは解釈するかもしれません。
ですから、子どもがたとえ質問したことを忘れていたとしても、「さっき(このあいだ)○○ちゃん、こんなこと聞いたでしょ。あのときお母さんよくわからなかったけど、いっしょに調べてみようね」と言ってあげれば、子どもは、自分も忘れているようなことまで、親は覚えていてくれたと感じるはずです。
そして、親が自分をたいせつにしてくれているということを実感するのです。
それに、約束を守った親に対する信頼も深まります。
また、いっしょに図鑑や事典を開いて調べることで、子どもは「わからないことでも調べればわかる」ということを、体験として知ります。
図鑑や事典の使い道もわかります。
将来自分で使えるようになったときは、一人で調べられるようになるでしょう。
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