生活体験が豊かな子は、学力も確実に伸びていく
「よく学び、よく遊べ」とは、むかしからよく言われることですが、子どもの学力をすくすくと伸ばしてあげるためには、小学生のうちは、むしろ思いっきり遊ばせてあげたほうがいいぐらいなのです。
子どもは「遊び」をとおして「考える力」や「創造力」を身につけます。
さまざまな疑問を感じて、それを「なぜ?」「どうして?」と尋ねてきます。
これらのすべてが、いわゆる「生活体験」というものです。
生活体験が豊かな子は、まちがいなく学力も伸びていきます。
そして、この生活体験だけは、学校や塾では教えられません。
ですから、遊ぶ時間を削ってまで、計算ドリルや書きとりドリルばかりをやらせていたのでは逆効果になりかねないのです。
問題の解き方やテクニックだけを覚えていて、テストでいい点をとる「できる」子の学力を、私は「見かけの学力」と呼んでいます。
この「見かけの学力」は、ただ「できる」だけ、「質問の答えを出せる」だけで、子どもの考える力を伸ばしてはくれません。
ですから、いまは「できて」も、来年はどうなのか、三年後、五年後はどうなのかといえば、けっして安心していられません。
「小学校のときはできたのに……」と、途中で息切れするケースがじつに多いのです。
いまの社会では、指示されたことをこなすだけの人間より、新しいことを考える人材が求められていますが、こうした子は将来、社会に出てからも、指示を与えられないと何もできない、「創造力」「発想力」のない社会人になってしまうことさえ考えられます。
これらはすべて、はじめに述べた「生活体験」が豊かな子と、そうでない子の違いによるものです。
生活体験の豊富な子は、勉強が好きで、考える力もありますから、落ちこぼれることもありませんし、学力もどんどん伸びていくものなのです。
といっても、ただたんに子どもを好きなように遊ばせておくだけの放任がいいと言っているわけではありません。
私がここでいう「生活体験」のなかには、家の手伝いをしたり、あいさつやマナーを守るなどのしつけも含まれています。
たとえば、あいさつがきちんとできること、電車やレストランなど、おとなしくしている必要のある場所で騒がないこと、正しい箸の使い方ができることなど、こうしたいわゆる「しつけ」は、本物の学力向上のためには忘れてはならないだいじをことだということです。
机の前に何時間も座らせて、何冊もドリルをやらせるぐらいなら、こうした「しつけ」や遊びに時間を使ったほうがずっと有意義です。
そこで、子ども自身がもっと「考える力」をつけられるような家庭学習のヒントをこのサイトのなかでいくつかお話し、これからも子供の学力を伸ばす為の、生きる力をつける為のたくましい子に育てる為の、参考になる記事を書いていこうと思います。
一人でも多くの子供達が、より充実した少年・青年時代を送り、立派な大人へと育っていく、その一助になることが当サイトの目的です。
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