あまりにも高すぎる目標は、子どものやる気の芽をつんでしまう
子どものやる気を引き出すために、目標をもたせることはいいことです。
ただ、親は欲ばりですから、つい高すぎる目標を設定してしまいがちです。
これは、逆効果になりますから、注意する必要があります。
これは受験生の例のほうがわかりやすいと思いますが、たとえば偏差値が50の子どもに対して、偏差値65の中学校を目標として選んだとします。
最初のうちは子どももやる気満々です。
ところが、一生懸命勉強してもなかなか成績は上がりません。
六年生の夏休みに、偏差値が55になっていました。
ここへきて目標は達成できそうもないということが、親子ともにはっきりわかってきます。
すると、子どもはいっぺんにやる気をなくしてしまうのです。
じつは努力のかいあって偏差値は上がっているのですが、それよりも子どもの心の中は、挫折感でいっぱいになってしまうのです。
この期におよんで目標を偏差値55の学校にかえても、もう手遅れです。
たとえ合格したとしても、ほんとうの満足感を得ることはできませんから、中学へ行っても、あまりいい成績はとれないのではないでしょうか。
また、成績が落ちて、希望校に合格できないことも十分考えられますから気をつけてください。
目標を設定してそれをクリアしたとき、子どもは大きな満足感と自信を手にします。
反対に、クリアできないと、挫折感と自信喪失を味わいます。
とくに高すぎる目標を設定してしまったときには、達成できそうもないとわかったときから子どもはやる気を失います。
しかも、挫折感を感じているわけですから、目標を設定するまえよりも悪い状態です。
だからといって、低すぎる目標では、目標を立てる意味がありません。
ですから、目標を設定するときは慎重になってください。
問題集のページ数を目標にするにせよ、時間的な目標を立てるにせよ、適当にきりのいい数字を選ぶのではなく、子どものふだんのテストの内容などから、適切と思われる目標を立てましょう。
また、一年先、半年先というような遠い目標も、とくに低学年の場合はあまり効果がありません。
そういう場合は、一ヶ月後にここまで、つぎはここまでというように、小刻みの目標にかえましょう。
テストの点数を目標にするのも感心できません。
点数を左右する要素が、子どもの力以外にいろいろとありすぎますし、努力がそのまま反映するとはいえません。
それに、子どもを点数にこだわらせてはいけないというのは、これまで何度も述べてきたとおりです。
目標を立てるとき、親が一方的に目標を押しつけるのではなく、子どもといっしょに目標を立てるという形にすると、より効果的です。
もちろん、実際の目標はお母さんが決めていいのですが、そのとき
「このくらいできるかな?」
「うん、できる」
「じゃあ、やってみる?」
「うん、やってみる」
こんな会話をかわしておくのです。
すると、子どもには「自分の選んだ目標」という意識も出てきますから、よりやる気が出るはずです。
そうして、一度目標を立てたら、ほったらかしにしないで、なんとしても達成させるように協力してあげてください。
手伝いすぎてはだめですが、子どもが「自分でやりとげた」という意識をもてる範囲で援助してあげましょう。
そうすることではじめて、子どもは、目標を立てること、それを達成することのたいせつさを学ぶのです。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:子供のやる気を引き出す方法
トラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/1869

