能力は使われなければ開花しない
知的障害を持つ子ども達のキャンプにボランティアとして参加したことがありました。
キャンプには和義君と康一君も参加していました。(二人とも仮名)
二人とも特殊学級に通う小学三年生の男の子でした。
和義君はキャンプ中走りまわったり、友達に噛みついたり、大声をあげたりとても手がかかる子どもでした。
一方、康一君は友達と仲良く遊び、ほとんど手をかけなくても自立している子どもでした。
私は当然康一君の方が能力の高い子だと思っていました。
ところが指導していた先生の話によると和義君の方が知能は高いということでした。
びっくりしてわけを先生に聞きました。
康一君のお母さんは康一君が自分でできることは手を出さないでやりおわるまでじーっと見守っていました。
和義君のお母さんは和義君がかわいくて何でも言うことを聞いてきました。
和義君は自分の希望が通らないとわがままが出てしまうのでした。
このことからわかるように能力が高いとか低いとかよりも、子どもがどう育てられ、しつけられたかということが子どもの可能性を豊かにします。
どんなに豊かな能力があってもそれが私達の社会を豊かにするために使われなければ、その能力は決して豊かと言えないと思います。
お子さんの能力をお互いが豊かになるように使えるように励ましてください。
康一君のお母さんの育て方はこのような子育てのヒントになるのではないでしょうか? -----
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