他人と比較させるとやる気は失せる
小学校三年の次郎君は勉強は得意ではありません。
でも一生懸命漢字を覚えようとがんばりました。
「お母さん、僕やったよ。漢字テストで七〇点取ったよ」。
うれしそうに答案用紙をお母さんに見せています。
そばにいた小学六年生の一郎君が言いました。
「漢字テストはねえ。みんなほとんどできるんだよ。
七〇点はクラスではできない方だよ」。
次郎君はがっかりしてしょげてしまいました。
そのときお母さんが言いました。
「一郎、次郎はねえ、この前四〇点だったんだよ。
それを今度は一生懸命がんばって三〇点も点数がよくなったんだよ。
ほかの人のことはわからないけれど、お母さんは次郎ががんばって七〇点取ってきてくれてうれしいよ」。
しょげていた次郎君も少し元気が出ました。
私達は子どもの能力を他の子どもと比較してどちらがあるとかないとか考えませんでしょうか。
でも大切なことは他人と我が子を比較することではありません。
自分の子どものなかでどれだけ成長しているかを見ていることが大切なのです。
他の子どもと競い合わせることではなく、
自分自身の成長を喜べるように我が子を励ますことが必要なのです。
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