結果ではなく努力を励ます
人間にとって最も大切な能力は何でしょうか。
その答えは人によって様々かも知れません。
アメリカの精神科医であるドライカースは「自分が不完全であることを認める勇気」を高く評価しています。
ある小学六年生の子どもの話です。
算数の試験の時間です。
彼は五題の問題のうち四題はすぐに解けました。
ところが最後の一題に引っかかったのです。
あせればあせるほどわからなくなります。
先生が残り五分だと言いました。
すると彼はいままで書いていた答えをすべて消してしまいました。
先生が言いました。
「あのまま出せば80点は取れたよ。白紙で出せば0点になるよ」。
彼は言いました。
「僕は0点ではありません。答えを書かなかっただけです」。
一題答えられなかったということが我慢できなかったのでしょう。
彼にとっては全部できなければ0点と同じという考えがあったのでしょう。
「自分に不完全な部分があってもいいのだ」ということを、彼は受け入れることができなかったのです。
子どもが挫折する場合の多くは、オールオアナッシング(全てか無か)の考えに取りつかれたときです。
結果ではなく努力を励ましてください。
そうすれば完全でない自分を認める勇気を持った子どもになるでしょう。
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