実際に子供に体験させる
ある夏に子ども達と一緒にサマーキャンプに行きました。
参加した子どものなかにいわゆる問題児がいました。
犬が大好きな小学四年の女の子でした。
お母さんに犬を飼ってほしいと言いました。
しかし彼女の家は団地です。犬は飼えません。
お母さんはダメだと言いました。
しばらくしてとんでもない事件が起きました。
お昼休みになると学校から彼女の姿が消えたのです。
先生が心配して彼女の後をつけました。
すると学校の近くのビルの屋上の段ボール箱のなかで小犬が彼女を待っていたのです。
給食のミルクを犬にあげていました。
そのことで学校中が大騒ぎになったのです。
この子がキャンプに参加したのでした。
サマーキャンプに参加した子ども達を連れて近くの河原に行きました。
裸足になって川に入りました。
五分もしないうちに多くの子ども達が
「足がぬるぬるして気持ち悪い。水が泥で濁って汚い。つまんない。ファミコンの方がいい。テレビが見たい」
の合唱です。
そのなかで彼女だけが夢中になって遊んでいます。
殿様蛙を手で捕まえて「旅館まで持っていって飼うんだ」といきいき張り切っています。
私は
「もし大地震のような天災でもきたら、確実に生き延びるのは彼女だろうな」
と話していました。
身をもって体験することの大切さを教えてくれる次のような例があります。
小百合(仮名)さんは小学校二年生です。
あまり運動神経が発達していません。
そのせいか逆上がりができません。
日曜日に公園に行ってお母さんと練習をしました。
お母さんは「腕を引きつけて」とか「もっと力を入れて」とか熱心にコーチをしています。
しかしうまくいきません。
お母さんが途中で一休みしました。
すると小百合さんは一人で逆上がりができたのです。
お母さんの言う通りにやらなければと考えると、かえってうまくいかないのです。
何も考えずに夢中にやっていたらできたのです。
「あ、これでいいんだ」というひらめきがありました。
それからは逆上がりがどんどんうまくなりました。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:子供のやる気を引き出す方法
トラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/455

