子育てに関して、祖父母とどう付き合うか
子どもが生まれると、その世話をめぐっておじいちゃん、おばあちゃんと若夫婦との間できわどい人間模様が展開されることでしょう。
じっさい、若夫婦と祖父母が子育てで対立するケースは少なくないようです。
おじいちゃん、おばあちゃんにしてみれば、孫がかわいくてしかたがない。
しかも、わが子の性格が子育てに反映し、孫にもその欠点や美点が受け継がれていくのを客観的に見ていると、若夫婦の育て方に対して思い入れも深くなるし、口出しもしたくなるというものです。
反面、義理の息子や娘に対する遠慮も当然あります。
そこにジレンマが生じるわけです。
反対に若夫婦の側からすれば、祖父母が孫を甘やかしたり、いちいち干渉するのをうとましく感じることもあるでしょう。
だから、若夫婦は祖父母に対して、思い切ってフランクにつきあうほうがいいと思います。
自分たちが育児にはりきっていて、自信もあるのなら、「思うようにやらせて」と宣言してしまったほうが、すっきりします。
ただ、その場合でも、祖父母の孫への愛着を粗末にしないように。
逆に、祖父母から育児の経験を聞きたいというのであれば、率直に頼んでみることです。
あまりかまえないで、先輩後輩くらいの感じでつきあったらどうでしょう。
もし、育児の方法をめぐってトラブルがおきたときは、それが子どもにどれほどの差をもたらすかをまず考えてみてください。
「靴下をはかせるか、はかせないか」とか「服をもう一枚着せるか、着せないか」などは、どちらかが妥協すればすむことです。
にもかかわらず、どちらもあとに引けないというなら、これはもう衣服の問題ではありません。
なにかほかの感情がうずまいているにちがいないのです。
それぞれの暮らしをかき乱すようなことになっては困りますが、生き方の根本の部分でたがいに節度を守るようにして、おじいちゃん、おばあちゃんには、若夫婦もおおいに甘えてもいいのではないでしょうか。
それぞれの思いが重なり合う中で、子どもは成長していくのです。
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