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横たわってぐったりしている場合
ふと気づくと、いままでなんともなかった子が、白い顔になって、息もしていないようなようすで、抱き上げてもぐったりして意識がない、など、
まるで死んだみたいなときは、一刻を争って次のことをしてください。
(1)119番に電話する。ごく近くに病院があれば、駆けこむ。
(2)救急車がくるまでは人工呼吸と心臓マッサージをする
ただし、ひきつけ(けいれん)とまちがえないでください。
ひきつけなら、あわてることはありません。
カテゴリー:応急処置
かたい物を飲みこんだ
一瞬目を白黒させてもがいても、すぐ平気な顔にもどったり、大声で泣いてもすぐ泣きやんで、いつもどおりに遊びだしたら、
その物はどこにも引っかかっておらず、胃の中に入ったと考えてよいでしょう。
小さなおもちゃ類、コイン、ボタンなどは、まず心配はいりません。
針やピンのようにとがった物でも、意外に胃腸の中をうまく通ってでてしまうものです。
二〜三日の間は大便をよく調べ、排泄されて出てくれば安心です。
万一、腹痛や吐き気をおこしたら、至急、検査を受けなければなりません。
また、なんともない場合でも、三日以上も排泄されないようなら、いちおう調べてもらうほうがいいでしょう。
意外に飲んでいなかったということもあります。
ボタン形アルカリ電池の場合も、ほとんど自然にでてしまいますが、電池の種類と状態によっては危険なこともありますので、いちおう外科医か中毒110番に相談しておくのがいいでしょう。
カテゴリー:応急処置
頭を打った
打ったとたんに泣きだし、すぐ泣きやんでけろりとしていれば、まず安心していいでしょう。
いちおう、その後三〜四日間は次の三点にそれとなく注意をして、なんともなければ大丈夫です。
すぐ検査しても異常はでません。
しかし、次の三点のうちの一点でも現われたら、病院に行ってください。
それからでもおそくはありません。
(1)他にこれという原因がないのに、しきりにぐずったり、頭を痛がって、おさまらない。
(2)しきりに吐く。
(3)意識がおかしい。ひきつけた。
すぐ泣きださず、ぐったりし、青くなって、名前を呼んでも応えないとか、ひきつけたときは、大至急、脳外科のある病院に直行してください。
いったん気づいても、もうろうとしているときや、たとえ元気でも、あまり高いところから落ちたときは、念のため病院で診てもらったほうがいいでしょう。
カテゴリー:応急処置
かたい物を飲みこんだ
乾燥剤、蚊取り線香、蚊取りマット、マッチ、クレヨン、粘土、石けんは、まず大丈夫です。
体温計の水銀も口内に傷をつけるくらいですみます。
化粧品は乳液、クリーム、口紅、ファンデーションなど固形のものは心配ありません。
香水や化粧品、ヘアトニックなど液状のものは少量なら安心ですが、大量に飲んだときは手当が必要です。
洗剤は濃度と飲んだ量によります。
漂白剤、入れ歯の洗浄剤、トイレ用洗剤、かび取り剤は危険が大きい。
消毒剤、とくにクレゾールはたいへん危険です。
パラゾールは一個までは大丈夫です。ナフタリンとしょうのうは一個が中毒量になます。
それ以下でもあとに肝臓への影響がありえます。
タバコは、口元に葉がついている程度なら心配ありません。
四分の「以上食べている可能性があれば、次の(1)〜(3)の手当をしておいたほうが安心です。
しかし、三分の一以下なら、放っておいても、少し気持ちわるくなるくらいで、時間がたてばおさまります。
医薬品は、種類と量によりひじょうに危険です。
いずれの場合も、次の処置をしてください。
(1)どれだけ飲んだか、落ち着いて量を確かめる。
(2)水かお茶か牛乳を、なるたけたくさん飲ませる。
ただし、牛乳はナフタリン、ベンジン、シンナー、ガソリン、灯油、ペンキ、ラッカー、防虫剤のときには飲ませてはいけない。
(3)種類、濃度、量によって毒性が強いと思われる場合は、(2)の直後、吐かせる。


ただし、吐かせてはいけない場合もあります。
意識がないとき、
酸性の強いトイレ用洗剤、排水パイプ洗浄剤など、
アルカリ性の強い漂白剤、
皿洗い用洗剤、油おとしのようなもの、
灯油、ガソリン、シンナー、ベンジンなどの石油製品
これらは吐かせてはいけません。
カテゴリー:応急処置
のどに物をつめた場合の対処法
突然、目を白黒させ、のど元をひっかいたり、息がつまったみたいに苦しみだしたら、のどになにかをつまらせた可能性があります。
とくに食事中や小さい物で遊んでいたときにはその可能性が大です。
幸い、すぐに平気な顔になったり、しゃべりだしたりしたら、あわてる必要はありません。
自分で吐きだそうとしているのなら、こちらからは手をださず、励まして、ようすを見るほうがよいでしょう。
しかし、息がつまって、声もでないようなときは、すぐに助けなければ危険です。
万が一、のどが完全にふさがっていたら、救急車でも間に合わないことになります。
(1)口をこじあけ、物が見えたら、指をカギ形にして、のどの横合いからかきだす。
うまくとれなければ、無理しないで、すぐ次の(2)をする。

(2)子どもが立っているときは、片方の手で子どもの胸を抱き、もう一方の手で子どもの背中をドンドンと強く押さえるようにたたく。

(3)子どもが寝ているときは、横向きに して膝を子どもの胸につけて支え、 片手で背中をたたく。

(4)赤ちゃんの場合は、片方の腕にうつぶせに抱きかかえ、背中をたたく。

(5)それでもとれないときは、後ろから 両腕をまわして抱き、げんこつを子どもの胃のところにあて、その上を他方の手でにぎり、上方にグッと押し上げる。
あるいは、このやりかたを、最初にやるほうがよいかもしれません。
(6)それでも苦しんでいたら、救急車がくるまで、頭を横に向けて人工呼をする。
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水に溺れた場合
水から引き上げたとき、すぐ泣きだして、まもなく泣きやみ、元気になったら、心配はいりません。
むせるようにしていたら、水が肺に入った恐れもあるので、慎重にようすを見てください。
せきこみがつづくようなら、いちおう医者に診てもらいます。
むせるのがすぐおさまっても、一週間くらいはせきや熱がでたら、レントゲンで調べてもらったほうがいいでしょう。
水から引き上げたとき、ぐったりして、意識がないようなら、すぐに人工呼吸をします。
脈がふれず、胸に耳をあてても心音が聞こえないようなら、同時に心臓マッサージをします。
水を吐かせる必要はありません。
人工呼吸法(マウス・ツー・マウス法)
(1)まず脈をみる。脈も止まっていれば、心臓マッサージもやらなければならない。
(2)なるべく硬いものの上にあおむけに寝かせ、頭を後ろにのけぞらせる。
(3)口の中に血やよだれ、吐物などがたまっていたら、顔を横に向け、指でかきだす。
(4)自分の口で、子どもの口と鼻をおおい、すばやく4回ほど息を吹きこむ(下図)。
(5)その後は、1分間に20回の割合で、息を吹きこむ(あまり強くは吹かないこと)。
(6)毎回、吹きこんだら、口を離して、息が吐きでるのを確認する。

乳幼児の場合
ロを子どもの鼻とロにあてて
息を吹き込む(1分間に12回)

大きい子の場合
鼻をつまみ、口を子供の口にあてて
息を吹きこむ(1分間に20回)
心臓マッサージ法
(1)床か、硬い台の上にあおむけに寝かせ、頭を後ろにのけぞらせる。
(2)人さし指と中指を並べて、指先をまっすぐ、胸骨の中央部(およそ両乳首を結ぶ線上の真ん中)にあてる。このとき、子どもの背中に片方の手をあてておくとよいだろう。
(3)胸にあてた指先を、1分間に80~90回(およそ脈の速さ)の割合で、ぎゅっと深く押しこんだり、離したりする。
(4)5回くらい押すごとに、人工呼吸もやらなければならない。だから、2人がかりがよい。
(5)脈が打ち始めたら、心臓マッサージはやめる。

乳児の場合
人さし指と中指を並べて、
指先で胸骨中央部を押したり、
離したりする(1分間に80~90回)

幼児の場合
前胸部と背部より両手ではさみ、
圧迫を繰り返す(1分間に80回)
カテゴリー:応急処置

