もっとも効果的な勉強法は、家での予習
ところで、中学生の勉強の基本はなんといっても学校の授業です。
子どもの成績が親の期待どおりにならないと、すぐ塾や家庭教師をと考えがちですが、
毎日の授業をいいかげんにしていて、塾や家庭教師に頼ってみても、意味がありません。
教科書や必要な用具を忘れたり、授業中、先生の話をしっかり聞かなかったり、ノートをきちんととらないような生徒が少なくありませんが、このような授業中の態度と成績の間には、かなりの相関関係が認められます。
授業をきちんと受けられない子どもが多くなったことの原因は、集中力の欠けた根気のない子どもが多くなったということもあります。
しかし、そればかりではありません。
学ぶことの喜びは「わかる」ことにあるはずなのに、
現在の学校教育が、「なぜそうなるのか」をみんなで考え合うのではなく、大量の知識を短期間に詰め込むような知識偏重になっていることにいちばんの問題があります。
このような制度的な問題にきびしい批判の目を向けることも、大切なことですが、同時に、子どもが授業に意欲を持って儀むように援助してやるのも、親としての大切な務めです。
いうまでもなく、子どもにやる気を起こさせるためには、学習の目的を自覚させることですが、それと同時に、毎日の授業を楽しく受けられるような工夫をすることも大切です。
いまの中学校の授業についていくためには、普通、毎日一、二時間の家庭学習は必要だといわれています。
しかし、その習慣がついていない俊男のような子どもなら、勉強は何のためにするのか、具体的に何をどうやったらよいのか、子どもとよく話し合って、たとえ三十分でも、一定時間、机に向かうことから始めなければなりません。
ところで、家庭学習といっても、なにをどのように勉強するかは、かならずしも一律には考えられませんが、授業に意欲的にとりくめるようにするためのわたしの勧める効果的な勉強法は、予習です。
あらかじめ、辞書や参考書で調べておくということができれば最高です。
が、そこまではできなくても、授業を受けるまえに一度教科書に目をとおして、わかるところとわからないところの確認をしておくことです。
疑問点をはっきりさせて授業に臨むのと、ただ漫然と授業を受けるのとでは、たいへんな違いです。
何の準備もなしに、授業ではじめて教科書をひらき、未消化のまま授業を進められるのでは、先生の話を聞くのにあきがくるのも当然です。
また、授業でよくわからないことを、家庭で参考書を使って復習するような後追い勉強は、たいへん能率の悪い勉強法です。
復習は、学校で勉強した内容をきちんと整理したり、習熟するために大切ですが、授業を楽しく受けるための準備としての予習こそが、家庭学習の基本だとわたしは考えます。
もちろん、すでに学校での学習に大きく立ち遅れてしまっている子どもの場合には、過去にさかのぼっての基礎的な学習が必要となります。
その場合、どこでつまずいているのかを明らかにして、あせらずに一つ一つ理解を積み上げていくようにすることが大切ですが、もう中学の勉強の内容ですと、親にはなかなか教え切れないこともあります。
そんな場合、必要に応じて家庭教師を頼むとか、一人一人の子どものつまずきをていねいに見て指導してくれるような塾にお願いするというようなことも考えていいと思います。
しかし、そういう場合には、あくまでも本人の意志が大切にされなければなりません。
親の押しつけでは効果が上がらないばかりか、子どもを追い詰めることにもなりかねません。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:思春期の子育て・教育
トラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/422

