子供がけんかしていたら、あなたはまずどうしますか?
幼い子のけんかを見ていると、自分がいまやっていることややりたいこと、それに必要なひとやものをなんとか確保しようと、必死で自分を守っているようです。
ですから、ほかの子から遊びを妨害されたり、おもちゃを取り上げられたりすれば、猛烈に怒りますし、
ほかの子が「いいこと」をしているのを知れば、すぐに割り込んでいって押しのけようともします。
どうやら、幼い子にとってけんかは、子ども仲間のあいだでやってゆくのに欠かせないもののようなのです。
それを「乱暴はいけません」とか「けんかはやめなさい」などとしつけにかかっても、はたしてどれほど子どもの心を納得させられるでしょうか。
子供のけんかはすぐには止めない
それよりも、まずは好きなだけやらせておいたらどうでしょうか。
子どものけんかは子どもどうしにまかせておけば、おのずとかたはつくもの。
精一杯やったことで、かなりの満足感もあるようです。
まして勝ったほうは、相手を征服した快感を覚えるのですが、それでいて友を失い、自らを非難する苦しみも味わわざるをえません。
負けたほうは、みじめさをかみしめつつ、相手を軽蔑するか、またの挑戦にかけてでも、なんとか意地を残すほかないでしょう。
こうして、子どもたちはそれなりにこの世に生きる厳しさ、むつかしさを体得していくのだと思います。
ただ、おとながどこまで子どもどうしにまかせられるかは実際問題としてむつかしいところです。
きょうだいげんかなら、耐えがたいほどになったら、ころあいをみて、ということでしょうか。
よその子とのけんかのばあいは、親どうしの気づかいもあってさらに複雑になるでしょう。
でも、飛んでいってやめさせたり、わが子だけを叱ってあやまらせたりするのは、けっしていいやりかたではありません。
やはり、なるべくけんかはやらせ、とめるときも子どもがえこひいきを感じない工夫をすることが大切です。
いずれにせよ、そんな表向きのしつけより、子どもの内面をくんでやりたい。
なにか鬱屈があれば、荒れるのは当然です。
十分に認められ愛されていれば、他人に寛容になるでしょう。
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