子供のわがままをどう対処しますか?
自分でしたいことやできることがふえ、親の命ずるがままから脱却しようとする幼ない子は、まずだれをも支配下に置こうとしはじめます。
親にはあれやこれやと気まぐれに要求し、親から求められたことは「あまのじゃく」になって逆らいます。
ほかの子どもに対しては、主導権の争いから、おもちゃを取り上げるといった行為に出ます。
それが拒否されれば、ひっくり返って泣き叫んだり、かたくなに固執しつづけたりもするでしょう。
この種のわがままには、ただの「しつけ」で対してもあまり効果はないでしょう。
説教や命令では、子どもの気持ちとすれちがうばかり。
かえって、わるい子ときめつけることによって、意地を張らせかねません。
「自由に」が原則
それよりも、なるべくやりたいようにやらせたほうがよさそうです。
少々因っても黙って見すごすか、せめて「しょうがないねえ」くらいにとどめておく。
そうすれば、子どもは自分で決めた行為を通せたのがうれしく、
しかし同時に、結果については責任を取らなければならぬ苦しさをも味わうことになるでしょう。
これとはちがい、なにかエネルギーの鬱積があって吐き出されず、その代償がわがままに現れているばあいがあります。
精いっぱい遊べないとか、おとなに囲まれて息がつまりそうな子は、当たり散らしたり、際限なく要求を出して、それでもなお満たされません。
わりと年長の子に多いようですが、そういうようすがみえたら、とにかく発散させてやることが必要かと思います。
どんなばあいにも、子どもには自由を。自由はわがままを乗り越えるものです。
解放された感情が、我慢を強めてくれるからでしょうか。
そのうえでなら、自制を強いることがあっても、相当に耐えられそうです。
子どものいうことをどうしても認められないときは、こちらの本音をそのままぶつけるのがよいと思います。
「いやよ」とか「きらい」といった感情、
あるいは「困る」「こうしてほしい」といった都合で迫るのは、説教や命令よりもずっと子どもの心にはしみやすいはず。
たとえその場はいうことをきかなくても、ひとの気持ちを踏みにじったという悔悟は、その後の子どもの行動を律する糧となるでしょう。
人間関係の道徳は、こうして相手を思いやることから、はじめて身についてくるものなのです。
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