子供が乱暴な行為をとる場合
幼い子をかんだり、たたいたり、髪をひっぱたり、突き倒したりするのをみていると、まるで強迫観念にかられているかのよう。
相手がそこにいるのが耐えがたい、気になる、それでちょっかいをだしてみるといったふうにみえるのです。
相手との関係を確かめる行為
これは、子どもの我がでてくるにしたがい、自分と似たような相手の存在をなんとか自分と関係づけようとする苦心の努力なのだと思います。
だから、そうしながら遊びが成立したり、けんか相手となかよくなったりするのでしょう。
そうであれば、こうした行為はなるべくするままにまかせておいたほうがよいでしょう。
中途半端にとめられると、相手との関係がきまらないかぎり何度でもくり返しそう。
とめられたことに対する意地もでてきそうです。
もちろん、危険だったり、あまりにしつこいときはとめるべきですが、
そのときはさっとわが子を抱き、相手にはちょっと「ごめんね」というくらいにして、その場を離れるのがよいと思います。
相手の親がいないときは両方を抱いてやるのがいいでしょう。
いずれにしても、けっしてわが子だけを叱らないことです。
「あなたの気持ちはよくわかっているわよ」といった感じで受けとめるようにしてやりましょう。
むしろ問題は親どうしの関係です。
それが疎遠だとこうした対応はなかなかできないものだからです。
いちばんいいのは、あらかじめ相談して、危険がないかぎり放っておこうと申し合わせておくこと。
それが無理でも、なんとか気心を通じさせる努力だけはしたいものです。
家族におとなが多く、ちやほやと甘やかされたり、やかましく叱ったりしすぎると、子どもは自分を安定させることができず、よその子がくるとかみついたり、たたいたりすることもあります。
また、おとなからかまわれることが少なく、愛情に飢えていると、よその子に攻撃的になるともいわれます。
もし思い当たるふしがあれば、みんなでなんとかする必要があります。
親に対してかみついたり、たたいたりするのは、多くは愛着のなせるわざ、甘えているか、親をわがものにしたい気持ちの現れでしょう。
でも、あまりしつこいときは、親のかまいかたがわるいのかもしれません。
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