園での日常的な相談
保育の場は園児にとって毎日の生活の場です。
大勢の子どもが保育者とふれながら、その発達を促す環境や保育が準備され、その中で育っていきます。
子どもは日々変化していき、その時々の判断や対応、即決即断が求められることも多いでしょう。
家庭にあってもすぐに判断し、対応しなければならないことが多いのが子育てです。
人から聞いていればなんでもないことでも、一人で対応しているとちょっとしたことでも不安のもとになります。
こんな時、先輩や同じような経験をした人の話が役に立つことがあります。
保護者同士の経験や対応策を聞いておくことが参考になったり、経験豊かな保育者の一言がとてもありがたいことがあります。
相談と構えなくても、日常のふれあい、朝夕の立ち話から助けられることもあるでしょう。
保育者は日常的な保護者との対話を大切にしたいものです。
園での日常的な相談は、トイレットトレーニングや食事など生活習慣に関すること、しつけや体のこと、乱暴だとか友だちとの遊びなど行動に関することが多いようですが、どのように対応しているでしょうか。
子どもの園での様子から判断してヒントになりそうなことを伝えることが多いのではないでしょうか。
役立ちそうな方法や考え方、それに関する情報が伝えられることは、保護者にとって助けになると思います。
その際、指導的になったり断定的にならず、保護者自身が考え、ヒントになる材料を提供するといった姿勢が大切になるでしょう。
子どもを育てている主体が保護者であることを、念頭においておくとよいと思います。
園以外でその親子にとって役に立つ地域の資源、場や機関があったらそこにつないで、連携していくことも必要になるでしょう。
そのために、園は地域にある資源や機関について知っておく、情報として揃えておく、必要に応じて関係をつけておくことなどが望まれます。
今は次世代の子どもたちを社会全体で育てていこうという時代です。
園だけでどうにかしようと思わず、地域資源を活用していくことが、子どもが育つ地域をつくっていくことにつながると思います。
相談機関で相談を担当する立場として園に助けられることは、園という保育の場が子どもの生活を引き受け、見てくれるということです。
子どもの園での生活が保障されてこそ、他機関での相談も効果をあげることができるのです。
どんな子どもにも普通の生活、仲間との生活が必要です。
園生活はそれを与えてくれます。
相談機関との連携がうまく取れることは、親子にとってもたいへん助けになることと思います。
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