虐待を受けている乳幼児の12つの特徴、虐待を行っている保護者の3つの特徴
早期発見の手がかりとなる、虐待を疑われる子どもとその保護者の特徴について見てみましょう。
虐待を受けている乳幼児の特徴
・子どもの身体に不自然な傷や傷跡、あざや火傷などの皮膚外傷がある、
・乳児期の骨折、虫歯の本数が多い、
・お尻のただれや頭髪や体の汚れ、
・体重が増えない、
・毎日同じ衣服を着ている、
・異常な食欲、
・発達の遅れ、
・身体接触を極端に嫌ったり過剰に人に接近したりする、
・衝動的で攻撃的な言動、警戒心が強く少しの刺激で怯えたり身構えたりする、
・友人関係をもつことが難しい、
・強い者にはこびるが弱い者には暴力をふるう、
・親が迎えに来ても帰りたがらない
などがあげられます。
虐待を行っている保護者の3つの特徴
・子どもに対していらいらしてよく怒り厳しく叱る、
・乳児の扱い方が乱暴、体罰をしつけと考えている、
・表情が硬く情緒が不安定、家庭の状況を保育者に話したがらない、
・子どもの話と矛盾する点が多い
などがあげられます。
児童虐待が疑われる子どもや保護者がいる場合、子どもの生命にかかわる問題ですから、できるだけ迅速な対応が求められます。
保育所や幼稚園だけで対応することはできませんので、通告だけでなく、児童相談所、市町村の福祉事務所や保健センター、児童委員などと連携して対応することが必要です。
関係機関と連携しながら、日常の保育の中で被虐待児に対する特別な配慮、送迎時の保護者対応などが求められます。
被虐待児の行動特性として、粗暴な言動や暴力的な行為をすることが指摘されており、他の子どもたちとの間にトラブルを起こすことが多々あります。
ですから、クラス担任は、保育における子どもへの日々の対応に疲れています。
また、子どもだけではなく、保護者への対応もたいへん難しいのです。
園長や主任は担任の立場と苦労を理解するよう努め、いつでも担任の相談相手になり、担任が孤立したり行き詰まってしまうことがないよう心理的支援をする必要があります。
それだけではなく、フリーの保育者を被虐待児のいるクラスに配置するとか、保護者への対応は主任や園長が引き受けるなどの支援も必要です。
そして、定期的に事例検討会をもつなど、園全体での取り組みが欠かせません。
また、児童虐待予防のために、虐待の予兆を示す子どもを早期発見し、リスクを抱えた家庭を把握することも大切です。
特別な支援を要する家庭の子どもと保護者に配慮し、保育所や幼稚園で何ができるかを園全体で話し合いましょう。
虐待ケースに至る可能性の高い事例では、子どもと保護者に対する特別な配慮を、クラス担任だけにまかせてしまうのではなく、園長や主任がリードして、園全体で取り組むことが必要です。
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